〜道徳とは(2)〜
結果が大事
ジェレミー・ベンサムは自分のしたことが良いことか悪いことかは
結果によって判断させるとした
自分の行為の苦痛と幸福感とを差し引いたものを「功利」と呼び
このような考え方を「功利主義」という
功利主義とは
カントの道徳の思考とは異なり
多少の悪い行いは結果的に幸福に繋がるのであれば正しいという考えだ
例えば
友達が待ち合わせの時間に遅れてきたとしよう
遅れてきた友達に対して「今着いたところ」と嘘をつく
遅れてきた方は気まづさが和らぐ
このように
軽い嘘が結果として良い方向に向かうのであれば正しいものとなる
(カントの場合はどんな答えであっても真実を伝えなければいけない)
カントとベンサムの思考
カントの思考では定言命法によりいかなる時も適応されなければならず
少しも融通がきかず、感情移入が一切ない
ベンサムの思考では自分でその先に起こる幸福値を考え
行動の選択をする
〜道徳とは(3)〜ではある問題についてそれぞれの思考で考えていく